原宿KAWAIIカルチャーの創始者かつ第一人者として知られる増田セバスチャンが、19世紀後半に描かれたクロード・モネの「睡蓮の池」の世界を、インスタレーションで表現します。
色の魔術師・増田セバスチャンがクロード・モネの世界に出会い、膨大なマテリアルが織りなす、奇想天外な立体点描画。モネの世界に入り込む 大型インスタレーションが箱根のポーラ美術館に登場します。

増田セバスチャン×クロード・モネ “Point-Rhythm World 2018 -モネの小宇宙-“/画像提供:
株式会社ソニー・デジタルエンタテインメント・サービス
19世紀後半に描かれたモネの≪睡蓮の池≫。カラフルな東京のポップアートの旗手、増田セバスチャンは、ポーラ美術館で収蔵されている当作品にインスピレーションを受け、世界中から集められた現代の素材で点描を織りなします。 不朽の名作≪睡蓮の池≫に入り込むような大型インスタレーション作品で、モネの世界を新たな視点から体験できることでしょう。
2017年の夏、POLA MUSEUM ANNEX(銀座)で開催され大好評で会期を終えた“Point-Rhythm World -モネの小宇宙-” が、2018年7月、箱根にやってきます。そして、12月までの会期中に、新たな演出が追加され 「モネの小宇宙」 は拡張されていく予定。期待は高まります。


*“Point-Rhythm ”(ポイントリズム)は、点描表現という意味の「ポインティリズム(pointillism)」と「リズム(rhythm)」をかけた造語です。
【増田セバスチャンからのコメント】
誰もが知る名画・「睡蓮の庭」を、時空も文化も超えて”再構築”する試みは、2017年夏、銀座のポーラミュージアムアネックスに始まりました。 増田セバスチャンとクロード・モネ。 それは、一見とても遠い組合わせかもしれません。 しかし、知れば知るほど、実はモネと同じ向こう側を見ながら作品を作っているのでは?と感じています。
「Point-Rhythm」とは、「点描」という英語から派生した、様々なマテリアルをリズミカルに組み合わせて作品を構成するという手法を意味する造語です。 作家としていろんな素材と向き合う中、特にこのモネの作品に触れたことで、この「Point-Rhythm」というオリジナルの手法を確立することができました。さらに、今回の作品では、映像・音響といったデジタルテクノロジーや身体表現等、様々な表現者とコラボレーションし、世界観の拡張を試みています。
「宇宙から見る世界は、近づけば想像を超えた個性がひしめき輝いている。 それは、まるで地球そのもののよう… 」 更に広がり続けるモネの小宇宙を、ぜひ体感して下さい!
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【企画者 福田淳からのコメント】
数年前、モネの世界観を最新のVR技術で再現できないかと考えていた。構想を練るうちにニューヨークの画廊で増田セバスチャンの作品と出会い考えが一変した!彼の作品の色使いは現代風ポップでありながら、浮世絵のようであり、平面のようで立体感もある。
モネの世界観を現代に再現するには、テクノロジーではなく現代アーティストが適していたのだ。
その答えがこの箱根の展示なのである。
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【ポーラ美術館 岩崎余帆子からのコメント】
モネの絵画世界が開かれた!
増田セバスチャンは、印象派の代表的な画家クロード・モネが描く絵画にみられる絵具のタッチを、みずからの表現言語である人工のカラフルなオブジェやさまざまな質感を持つ服飾のマテリアルに置き換え、新たな《睡蓮》の世界を再構築している。このオブジェの集積は、幻想的な空間へと変貌する。モネの絵画世界を開くこのインスタレーションは、画家が自ら作り上げたフランス・ジヴェルニーの水の庭のように、私たちを迎えてくれるだろう。
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Contents
【増田セバスチャン プロフィール】

増田セバスチャン/画像提供:
株式会社ソニー・デジタルエンタテインメント・サービス
アートディレクター/アーティスト
1970年生まれ。演劇・現代美術の世界で活動した後、1995年にショップ「6%DOKIDOKI」を原宿にオープン。
きゃりーぱみゅぱみゅ「PONPONPON」MV美術、「KAWAII MONSTER CAFE」のプロデュースなど、原宿のKawaii文化をコンテクストに作品を制作。
2014年よりニューヨークを中心に個展を開催。2020年に向けたアートプロジェクト「TIME AFTER TIME CAPSULE」を世界10都市で展開中。2017年5月文化庁文化交流使に選出。
【増田セバスチャン×クロード・モネ”Point-Rhythm World 2018 -モネの小宇宙-“開催概要】

増田セバスチャン×クロード・モネ “Point-Rhythm World 2018 -モネの小宇宙-“/画像提供:
株式会社ソニー・デジタルエンタテインメント・サービス
<開催期間>
2018年7月22日(日)~ 12月2日(日)会期中無休
※モネ《睡蓮の池》は本展開催期間を通して展示しております。
<開催時間>
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
<入場料>
大人 1,800円 / シニア割引(65歳以上)1,600円(ただし、他の割引との併用は出来ま
せん)大学生・高校生 1,300円 / 中学生・小学生(土曜日無料)700円 ※団体15名以上割引、上記料金で同時開催「ルドン ひらかれた夢」展および常設展示もご覧いただけます。障害者手帳をお持ちの方は、ご本人と付き添いの方1名様まで割引となります。
<開催場所>
ポーラ美術館
<ADDRESS(住所)>
〒250-0631 神奈川県足柄下群箱根町仙石原小塚山1285
<MAP(地図)>
◆主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
◆企画:ソニー・デジタル エンタテインメント / スピーディ
◆協力:Lovelies Lab. Studio
◎情報提供:株式会社ソニー・デジタルエンタテインメント・サービス
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